新型コロナウイルスで増えた手洗いで手荒れが増えたことで、手洗いで使用する「固形石けん」が今注目されています!
ボトルなどの表示に『殺菌』『消毒』などと書かれた「ハンドソープ」でなければコロナウイルスに効果がないと感じてしまっていましたが、
昔から愛され続けている「固形石けん」での手洗いがしっかりと効果を発揮するようです!
今回は「固形石けん」での手洗いについて、コロナウイルスへの殺菌効果や手荒れの改善などについてお伝えします!
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目次
固形石けんの殺菌力
新型コロナの感染予防はできる?
新型コロナウイルスの感染予防で、手洗い習慣が今まで以上に意識されるようになりました。
手を洗う回数も以前の数倍にもなったという方も多いと思います。
ほとんどの方が液体や泡の「ハンドソープ」を使用しているのは、
手軽さに加えて表示に『殺菌』『消毒』の文字が強調されているからかもしれません。
それに対して「固形石けん」では『殺菌』『消毒』のような表記はほぼされていませんね。
ところがそもそも手洗いで新型コロナウイルスの感染予防が推奨されたのは、せっけんで手に着いたウイルスや汚れが除去できるからなのです。
厚生労働省のHPの、
新型コロナウイルスの消毒・除菌方法についての『手や指などのウイルス対策』についてご紹介しますね!
手洗い
手や指についたウイルスの対策は、洗い流すことが最も重要です。
手や指に付着しているウイルスの数は、流水による15秒の手洗いだけで1/100に、
石けんやハンドソープで10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐと1万分の1に減らせます。厚生労働省HP
厚生労働省は「石けん」や「ハンドソープ」を使用した手洗いをあげていますが、ここに『殺菌』『消毒』などの成分は記載されていません。
むしろ手洗いの手順や方法、時間の方が重視されているのです。
手洗いの目的
新型コロナウイルス感染予防で、手洗いがすすめられているのはなぜでしょうか。
実は手洗いは、新型コロナウイルスに限らずあらゆるウイルスの感染予防に有効な方法です。
根拠となるのは「固形石けん」の有名ブランドの牛乳石鹸の説明です。
牛乳石鹸での『よくあるご質問』がとても分かりやすいので、ご紹介します。
Q:石けんに界面活性剤は入っていますか? 新型コロナウイルス感染の予防ができますか?
A:界面活性剤とは、本来混ざらない水と油を混ぜあわせ、汚れを洗い流す働きがあるものです。
そのため、石けん(石けん素地)も界面活性剤の一種です。
新型コロナウイルスに限らず、石けんで正しく洗うことはあらゆるウイルス感染予防に対して効果的な方法です。牛乳石鹸HP
「固形石けん」も「ハンドソープ」も、そもそもは界面活性剤の力で手などに付着した汚れやウイルスを取り除き、
洗い流すことで清潔を保つことができる手段だということですね。
成分の違いについて
手洗いや消毒で手荒れが増えた?
新型コロナウイルス感染予防で手洗いの頻度が高くなり、また1回の手洗いをしている時間も長くなっている方が多いのではないでしょうか。
それに加えて、アルコール殺菌もする機会が増えています。
そのため手荒れがひどくなってしまい困っている方も多い気がします。
ハンドクリームなどでケアをしても、またすぐに手洗いや消毒をしなければいけない『いたちごっこ』になってしまいますね。
私自身も泡のハンドソープや消毒液、携行している除菌ジェルや除菌シートをたくさん使っていました。
特にアルコール除菌にこだわってしまう傾向もありました。
その結果、今までにない手荒れを経験してしまい、ハンドクリームではなくキズ薬を塗るほどまでに悪化してしまいました。
手荒れをした小さな傷から雑菌が入ってしまうことも考え、まずは手洗いの見直しを始めました。
石けんの洗浄成分
石けんの洗浄成分は、「固形石けん」も「ハンドソープ」も『界面活性剤』ということでは同じです。
『界面活性剤』は、水と油などそのままでは分離してしまうものをくっつけてくれる成分です。
石けんの『界面活性剤』は、汚れや油などとくっついて混ぜ合わせることで洗浄してくれるという仕組みです。
ただ「固形石けん」と「ハンドソープ」で使われている『界面活性剤』は、実は多くの場合違いがあるのです。
「固形石けん」と「ハンドソープ」の『界面活性剤』の違いを見てみましょう。
- 「固形石けん」に使われている『界面活性剤』は天然油脂・脂肪酸(牛脂・パーム油・米ぬか油などが原料
- 「ハンドソープ」に使われている『界面活性剤』は石油や天然油脂が原料
「ハンドソープ」は石油を原料とした合成洗剤であることが多く、
植物由来と書かれている場合でも石油由来の合成洗剤同様に化学合成をくり返して自然界にはない『合成界面活性剤』が成分となっています。
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固形石けんが見直されている理由
しっかり洗える
「固形石けん」に新型コロナウイルスだけではなく他のウイルスも、洗浄し清潔を保てることが分かりました。
手荒れに悩んでいた私は、自分で実際に「固形石けん」を使用して手洗いをすることを始めました。
最初は不安でしたが、事前に調べて一度石けんで軽く手洗いをし、
その後手のひらでせっけんをくるくると回してから水分を足しながらよく泡立てて洗う方法になりました。
その結果「固形石けん」での手洗いは、泡のハンドソープより泡立て時間がかかるので、
その分逆にしっかりと手洗いができることに気づきました。
手洗いの手順は同じなのに、しっかり洗える上に洗った後の手はしっとりしています。
キズ薬を塗るまで荒れていた手も、数日ですっかりきれいに元に戻りました。
合成界面活性剤の見分け方
もう少し調べてみると「ハンドソープ」の多くは強い殺菌力のある『合成界面活性剤』洗浄成分で、汚れやウイルスだけではなく肌の必要な皮脂まで奪い去るようです。
また「ハンドソープ」は詰め替えを利用している人がほとんどだと思いますが、
表示には衛生を保つため4~5回の利用後はポンプ本体も交換するように書かれていることにも気付きました。
手荒れが気になる人は「固形石けん」や『合成界面活性剤』の入っていない「ハンドソープ」にすると良さそうです。
『合成界面活性剤』の入っていない「石けん」見分け方を調べてみたところ、
シャボン玉石けんで分かりやすい説明をしていましたのでご紹介します!
石けんは、「石けん素地」や「カリ石ケン素地」、もしくは
「純石けん分(脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム)」という成分でできています。
合成洗剤は化学合成で作られた、合成界面活性剤が成分となります。
つまり、商品の成分表示を見れば
石けんか合成洗剤かは、簡単に見分けられるのです。つまり・・・、成分に『石けん』という文字がなければ
合成洗剤として見てほぼ間違いなし。シャボン玉石けんHP
これはとても分かりやすいですね。
「ハンドソープ」の表示を改めて確認してみたところ、とても成分が多く(特にカタカナ)文字が小さくて読みにくくてよく分かりませんでした。
でも確かに私が使用していた「ハンドソープ」には、どこにも「石けん」という文字はありませんでした。
もともとアレルギーがあり乾燥しがちな肌だったので、手荒れがひどくなっていたのも無理はないなと思います。
【ポンプ式でも合成界面活性剤』の入っていない、シャボン玉石けんハンドソープ】 |
まとめ
「固形石けん」での手洗いを始めて3カ月が過ぎました。
洗う頻度は変わりませんが、乾燥した冬でも手荒れは無くなっています。
いまでは外出先でも使えるように「固形石けん」を持ち歩くようにしています。
濡れたままでは衛生的にも良くないため、吸水性の良いタオルハンカチで包んでふたつきの石けん入れに入れています。
バッグの中で空いてしまわないように、チャック付きのケースに入れています。
新型コロナウイルス感染予防の手洗いで、手荒れに悩んでいる方の参考になればうれしいです。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました(^▽^)/