ヴィーガン(ビーガン)で太る?痩せない人がいるのはなぜ?

野菜とフルーツがテーブルに乗っている 健康食

ヴィーガン(ビーガン)で太る・太っている人がいるという話を、よく聞くようになりました。

完全菜食主義と呼ばれるヴィーガン(ビーガン)で、太ってしまうというのは本当でしょうか。

答えは、YESです。

しかし、ヴィーガン(ビーガン)の食事は痩せやすい食事であることも事実ですので、太ってしまう原因や理由を知って健康的な身体を手に入れたいものです。

この記事では、そんなヴィーガン(ビーガン)の食事の効果的な摂取方法をご紹介します。

ダイエット効果

ヴィーガン(ビーガン)の食事では、植物性の食品を食べることになります。

動物性の食品にはコレステロールを増やす飽和脂肪酸が多く含まれているので、過剰に食べることによって内臓脂肪が増えてしまう結果になります。

植物性の食品のみを摂取することにより、食物繊維を豊富に摂ることができます。

さらに同じ量を食べた時でも、摂取カロリーがヴィーガン(ビーガン)の食事では下がることになります。

食物繊維は血糖値の急上昇を抑え、小腸で余分なコレステロールを取り込んでくれる効果があるため、ダイエット効果が期待されます。

さらに食物繊維は腸内環境を整え、便秘の解消にもつながります。

しかしヴィーガン(ビーガン)の食事を実行しても、体重が増えてしまったりする場合もあるので注意が必要です。

太る人は糖質の摂りすぎや過食

脂質より糖質に注意!

脂質は太りやすい一見栄養素に思えますが、実際には体の中で脂肪の燃焼を助ける役割をしています。

糖質は、炭水化物に含まれている『でんぷん』や、果物に含まれる『ブドウ糖』『果糖』、お菓子に使われている砂糖の『蔗糖』があります。

食べて甘みをすぐに感じる果糖や蔗糖はもちろん、炭水化物の代表・お米に多くの糖質が含まれていることに注意しましょう。

ヴィーガン(ビーガン)の食事では、たんぱく質・果物・根菜類などの糖質が多く含まれている植物性の食品が多くありますので、摂取しすぎると太りやすくなります。

消化スピードも意識しよう

胃の消化は条件にもよりますが、肉類は3~4時間に対し野菜類は2~3時間と言われています。

そのため、胃への負担は軽減されますが、お腹がすきやすい状態になることも一因として挙げられます。

ヴィーガン(ビーガン)では、高カロリーのナッツやフルーツなどは栄養をバランスよくとるために必須の食品ですが、お腹がすくたびに食べていたら摂取カロリーが高くなってしまいます。

ヴィーガン(ビーガン)の主食として玄米や雑穀米を取り入れていれば、食事の際の咀嚼回数が増えてまんぷく中枢が刺激されます。

ゆっくり噛んで食事を摂ることは、栄養素をしっかりと体に取り入れられるだけではなく、1回の食事の満足度も上がるので無駄な間食も防ぐことができます。

健康的に痩せることはできる?

ヴィーガン(ビーガン)の食事で健康的に痩せることを目標にするには、糖分の摂取と他の食品とのバランスに気をつけることが必要です。

特に気をつけたいのは、炭水化物です。

炭水化物は体内に取り入れられた後、糖分に変化します。

ごはんに含まれている炭水化物は脂肪分と結びつきやすく、1日どのくらい食べてよいかという基準もありません。

毎食ごはんを3膳以上おかわりしていて太ってしまったという例もありますので、1食あたり1膳、できれば白米ではなく満腹感を得やすく栄養価も高い玄米や雑穀に置き換えると良いでしょう。

また、果物や動物性不使用のお菓子を大量に食べることも避けましょう。

使い切れなかった糖質は、体脂肪になって体の中に蓄積されてしまいます。

まとめ

ヴィーガン(ビーガン)の食事では、植物性の食品を食べることによって食物繊維をたっぷり摂取することで、通常の食生活を送るよりも痩せやすくなります。

ところが、炭水化物やフルーツ・動物性不使用のお菓子を大量に食べることによって、逆に体脂肪が増え太ってしまうこともあります。

野菜中心の生活でも、バランスよく適量を食べることが健康的な身体を維持することにつながります。

ヴィーガン(ビーガン)の食事はあくまでも太りにくい食事であって、太らないわけではありません。

適度な運動も取り入れながら、健康的な体型を維持しましょう。

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