トルコの青いお守り・マルディンナザール、幸せの町と呼ばれるマルディンで作られている魔除け(ナザール)です。
目次
マルディンナザールとは?
幸せの町
トルコの青いお守り・マルディンナザールがつくられているのは、メソポタミア文明の地・マルディンです。
トルコの南東部でシリアとの国境にあります。
活気に満ちた市場や道端で音楽を楽しむ人々と、城壁の町でもあり美しく太陽に映えることから太陽の町とも呼ばれています。
マルディンは、トルコ人・クルド人・アッシリア人・シリア人など、様々な人種の人が仲良く共存しています。
宗教の違いもお互いに受け入れ合い、昔から平和な町として有名です。
そしてマルディンでは、伝統的なトルコの工芸品がたくさん作られていて、職人の町としてもその名を知られています。
マルディンの町の中には、「青」があふれています。
カフェのインテリアを始め、人気のお菓子も天然着色料を使った「青」がふんだんに使用されています。
青に込められた意味
マルディンナザールは、トルコブルー(ターコイズブルー)の石で作られています。
青である理由は諸説ありますが、トルコの古代の信仰であった「テングリ」という神様の神話があります。
古のトルコの人々は、「テングリ」という青空を信仰していました。
そのため天の神の「テングリ」を象徴する色である「青」を、お守りの色として大切にしてきたそうです。
トルコ語で神を意味するTanri(タンル)の語源は、Tengri(テングリ)からきています。
「青」はトルコの人にとって、特別な存在・人々を守ってくれる存在とされています。
マルディンナザールの意味
トルコでは「目」には特別な力があるとされています。
「目」によって魔力をかけられたりする呪術的な意味があり、その邪気(邪視)から身を守るために「目」のモチーフのお守りが作られてきました。
トルコのお土産として有名な「ナザールボンジュウ」という濃い青に目が描かれたものがありますが、最近は中国製の大量生産の物がほとんどとも言われています。
これに対し「マルディンナザール」は、マルディンで採れた石を使い穴をあけることで『邪視をもつ目が悪さをしないように取ってしまい災いから身を守る』ものです。
「マルティンナザール」の特長は、「目」とされる部分に穴が開いているところです。
天然の石を原材料にしているため、風合いも温かみがあり、ひとつとして同じものはありません。
「マルティンナザール」の色や形・大きさは様々ですが、代表的なものは穴が2つ・7つ・9つあるものです。
穴の数が増えれば増えるほど、お守りとしてのパワーが強くなると言われています。
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トルコでは、繊細な銀細工も盛んで、「マルディンナザール」に銀細工を施したネックレスやピアスなども人気です。
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