スーパースターのマイケル・ジャクソンさんの邸宅と遊戯施設ネバーランドが売却されました。
購入したのは実業家のロン・バークル氏ということです。
アメリカの実業家で成功している人はIT関係者がよく話題になりますが、
この実業家のロン・バークル氏とはいったい何者なのでしょうか?
目次
プロフィールと経歴
ロン・バークルのプロフィール
マイケル・ジャクソンさんの邸宅とネバーランドを購入した、
「実業家」のロン・バークル氏は日本ではあまりメジャーでは無い人物です。
まずはプロフィールをご紹介します!
*本名:ロナウド・ウェイン・バークル
*生年月日:1952年11月12日生(2020.12.現在、、68歳)
*出身地:アメリカ・カリフォルニア州ポモナ
*職業:ビジネスマン(Wikipediaによる)
まず第一にいえることなのですが、
ロン・バークル氏は、アメリカの億万長者として有名で
総資産は2013年で31億ドル(日本円で3,207億7,814万円超)となっていますので、
現在はそれ以上の価値の資産を保有していると考えられますね!
なんだかすごい桁で、想像もできません!
経歴
幼少期~教育
ロン・バークル氏は、父ジョセフ・バークルと母ベティ・バークルの間に生まれた長男です。
ロン・バークル氏には弟がいるそうです。
父のジョセフは地元のポモナでステイターブラザーズという食料品店を経営、
週7日つまり休むことなく働いていたそうです。
そしてためたお金をアパートを購入のために投資したようです。
ロン・バークル氏は16歳で高校を卒業し、カリフォルニア州立工科大学に入学したほどの優秀さでした。
カリフォルニア州立工科大学で歯科を学んでいたそうですが、2年も経たず脱落つまり退学したそうです。
その後は父の経営する食料品店で働いていたようですが、
21歳でライト兄弟の子孫と思われる女性、ジャネット・スティーパーさんと結婚しています。
妻となったジャネット・スティーパーさんも、父の食料品店の店員だったそうです。
二人の間には3人の子供が誕生しています。
投資家への転身
ロン・バークル氏は最初にアメリカンシルバーやほかの金属会社に、
3,000~30,000ドルの投資をし過小評価されている食品料店の価値をあげようとしたようです。
同時にジャンク債への投資も行い、資産を築いたようですね。
その後ロン・バークル氏はステイターブラザーズの親会社であるペトロレーン社の副社長に29歳で就任しています。
ところがレバレッジドバイアウトを他社の役員と画策したことにより、
ペトロレーン社の理事会から解雇されています。
しかしロン・バークル氏はそれまでに500万ドルもの資産を保有しており、
その後5年間は株式投資や賃貸物件監督などで収入を得ていました。
会社設立
個人投資を続けていたロン・バークル氏は、1986年に起業しました。
それが「ユカイパカンパニーズ」です。
34年前の設立ですが株式は未公開になっています。
この「ユカイパカンパニーズ」とはどんな会社なのでしょうか?
ユカイパは、1986年のユルゲンセンの市場を皮切りに、
スーパーマーケットや食料品チェーンでのレバレッジドバイアウトの歴史があります。1980年代後半にいくつかの独立した投資を行った後、
1990年代に発生した西海岸の小売の統合を主導しました。Wal-Martのようなディスカウントセンターの台頭。
2014年10月、ユカイパ・カンパニーズは、米国市場に参入してから5年後に、
英国の小売業者TescoのFresh&Easyチェーンを買収しました。Wikipedia
企業への投資、買収と統合、そして売却などを繰り返して利益を得ている会社のようです。
投資先は
- 技術投資
- メディア投資
- その他の投資
等となっていますが、その規模が桁違いです!
- 大手スーパーマーケット
- アロハ航空
- ウォルトディズニー子会社(映画部門:ミラマックス・フィルム)
- エンターテイメント、スポーツ企業
ロン・バークル氏が一番成功したのがスーパーマーケット業界での投資のようで、
アメリカビジネス界では「スーパーマーケット王」「スーパーマーケット男爵」の異名を持っているそうです。
人脈と活動
政治家との関係
ロン・バークル氏は元大統領のビル・クリントン氏との親交が深いことも有名です。
事実、ビル・クリントン氏はロン・バークル氏の「ユカイパカンパニーズ」のシニア・アドバイザーをつとめています!
ビル・クリントン氏の著書「マイライフ」では、「親友の一人」と紹介されています。
もちろんヒラリー・クリントン氏の大統領選出馬の際にも、多大な協力をしたとされています。
イギリスの元首相のトニー・ブレア氏とも親交が深く、首相退任後は「ユカイパカンパニーズ」の役員となるという話さえあったほどなのです。
アメリカでは著名な民主党活動家としても有名でした!
慈善活動
アメリカに限らず多くの国では富裕層が慈善事業を行っています。
ロン・バークル氏も3つの慈善事業を行っています。
- ロナウド・W・バークル財団:世界中の人々とそのコミュニティにプラスの影響を与える
- ボードメンバーシップ:国際関係、ゲイ国の外交政策、およびグローバルな協力と紛争の複雑な問題に関する研究と議論の促進
- 募金イベント:米国の子供の飢餓を終わらせること
2のボードメンバーシップには、やはり元大統領のビル・クリントン氏とジミー・カーター氏が加わっていました。
収集家
ロン・バークル氏は、歴史的建造物や希少価値のものに価値を見出しているようです。
2011年にはロサンゼルスのランドマークに復元された「エニスハウス」を購入。
また無声映画時代のコメディアンのハロルド・ロイドの「グリーンエーカーズ」も所有しています。
不動産以外にも、1936年のオリンピックの金メダルや、ノーベル文学賞なども落札・所有しているようです。
マイケル・ジャクソンの邸宅とネバーランドもその一つなのでしょうか?
突然の不幸とネバーランド
息子の死
ロン・バークル氏は妻ジャネット・スティーパーさんとは2006年に離婚していますが、
3人の子供はロン・バークル氏のもとで働いていたと思われます。
ところが2020年1月6日、
息子のアンドリュー・バークルさんが、ビバリーヒルズの家で死んでいるのが見つかったのです。
息子のアンドリュー・バークルさんは26歳でした。
非常に人望のある好青年だったようです。
この死に関してはこのような報道があるだけで、真相は分かっていないようです。
「アンドリュー・チャールズ・バークル(DOB:10/27/93)は、1月6日にビバリーヒルズの自宅で無反応であることが判明した」と検死官の事務所の声明は述べた。
「当局が呼ばれ、バークルは19時31分に現場で死んだと宣言されました。審査は保留中です。」
AP通信
ロン・バークル氏は子どもたちへの愛情が深いことでも知られているようで、
とても深い悲しみと衝撃を受けていると思います。
ネバーランド
ロン・バークル氏はマイケル・ジャクソンさんの「元家族の友人」とされています。
慈善事業で「子ども」への関心も深かったこともあると思いますし、
著名人の所有していたものを収集するのが好きだという性格も分かりました。
ただ、なんとなく私には亡くなったばかりの息子のアンドリューさんを思ってしまいました。
まとめ
マイケル・ジャクソンさんの死から11年も経ったとは、信じられませんね。
その後も素晴らしいアーティストが次々と世を去っていきました。
様々な憶測などもあるかもしれませんが、
今でも強い影響力を持つマイケル・ジャクソンさんのネバーランドが多くの人が訪れることができるといいな、
と個人的には思ってしまいました。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!