確定申告の時期が2021(令和3)年もやってきますが、コロナの影響は大きくあるのでどんな注意が必要か心配ですね。
コロナの影響で具体的にどう変化したのか不安な方も多い2021年の確定申告、
どんな影響ややり方があるのかや、いつからいつまでの期間なのか分かりやすくご紹介します。
確定申告のコロナの影響
入場整理券が必要
2021(令和3)年の確定申告を近くの税務署でしようと思っている方は、事前に「入場整理券」が必要になりました。
このことで今までのように直接会場に行っても、確定申告が確実にできるとは限らなくなりました。
これは新型コロナウィルスの感染リスクを軽減するために、会場の混雑を緩和するために導入されたシステムです。
スムーズに確定申告をするために、しっかり覚えておきたいですね!
入場整理券はどうやってもらうの?
確定申告の入場整理券をもらう方法は2つあります。
①確定申告会場での当日配布
確定申告を行う税務署などの対象の会場で、当日に配布されます。
この場合はその日用意された「入場整理券」がすべて配布された場合など、
その日の配布状況によっては別の日に再度確定申告をしに行かなければならなくなります。
その日ごとの「入場整理券」の配布状況は、
2021(令和3)年2月16日から開設される国税庁のホームページで確認ができます。
ただ会場での「入場整理券」の配布状況については実際に当日に行ってみないと分からない部分や、
国税庁のホームページは当日の配布状況で予定が立てにくいことから不便な面が多いですね。
②オンライン(LINE)での事前発行
オンラインで事前に「入場整理券」を入手することができる便利な方法です。
国税庁のLINE公式アカウントから希望日時を選択して、申し込みが完了できます。
やり方はとても簡単ですし、会場に行って確定申告できないままということが防げるのでおすすめです。
【LINEでの「入場整理券」取得方法】
- LINEアプリから、『国税庁LINE公式アカウント』を選んで友達追加
- 『トーク』画面から、『相談を申し込む』を選択
- 申請する管轄の税務署や、申告に行く来場希望の日時を選択
- 内容を確認したら『申込』をタップで完了
- 申告に行った時には、この『申込完了画面』を見せて確定申告会場で手続き
普段スマホを使い慣れている方にはとても便利ですが、高齢などの理由でアプリやスマホを使えない方には逆に不便な面もあります。
感染防止対策に従う
2021(令和3)年の確定申告は、会場での新型コロナウィルス感染防止対策が徹底されます。
事前に行うこと
確定申告の会場に行く前に準備は十分にしておきましょう!
- 確定申告会場に行ける人数は、「申告する人のみ」つまり1人だけ入場可能(※介助が必要な場合は最小限の人数)。
- 発熱がある場合は、入場できないので必ず検温してから行く。
- マスクは会場内では常時着用。
- 必要書類の確認をして、不足がないようにしておく。
会場での指示
- 確定申告の会場に入る際は検温が実施される。
- 会場入口などで手指消毒を行い、マスクは常時着用する。
- ソーシャルディスタンスを守る。
- 会場は換気が定期的にされることから服装で体感を調整できるようにしておく。
期間はいつからいつまで?
確定申告の期間
2021(令和3)年の確定申告を会場に行ってする場合は、
2021(令和3)年2月16日(火)~2021(令和3)年3月15日(月)
の期間に行わなければなりません。
上で説明したように、今までのように都合の良い日に行くことは難しくなりました。
事前に「入場整理券」が必要ですので、時間に余裕があり当日「入場整理券」をもらうことでも構わない方以外は、
オンラインで「入場整理券」を取っておくのがおすすめです。
e-Tax(イータックス)によるオンライン申請
e-Taxでの確定申告の期間は、会場に行くよりも長期間受け付けてくれます。
e-Taxでの受付期間は
2021(令和3)年1月4日(月)~2021(令和3)年3月31日(水)
24時間受付可能
となっています。
メンテナンス時間は申請できませんが、自宅などからいつでも申請できるのでとても便利です。
生命保険料控除の証明書などは、保険会社名や支払金額を入力することで送付する必要がありません。
またマイナンバーカードを使ってさらに便利に使える方法もありますので、ぜひ利用したい方法ですね。
e-Taxでの申請は以前よりずっと分かりやすくなっているので、以前にできなかったという方もこの機会に利用するのをおすすめします!
まとめ
2021(令和3)年のコロナ禍での確定申告は、感染防止対策の必要で会場に行く際は「入場整理券」が必要になりました。
事前にLINEから「入場整理券」を取れない高齢の方などには、ちょっと大変な部分もありますね。
オンラインでの確定申告が本当に便利になっているので、できればこちらを利用するのがおすすめです。
不明な点等は、最寄りの税務署などに相談するとていねいに対応してくれます。
コロナ禍で大きく変わった確定申告ですが、事前の準備と知識があればしっかりとできるので早めに準備したいですね!
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
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