ゴルゴ13(漫画家さいとうたかを)の年収はいくら?資産は海外運用で巨額?

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「ゴルゴ13」の漫画家さいとう・たかをさんが、2021年9月24日、すい臓がんで亡くなりました。

この記事では、日本だけではなく海外でも大人気の代表作「ゴルゴ13」の作者さいとう・たかをさんの驚きの年収や、巨額資産についてご紹介します。

年収はいくらだった?

収入源

「ゴルゴ13」の漫画家として知られる、さいとう・たかをさんはヒットメーカーです。

漫画家としてだけではなく、漫画制作をはじめて分業化しプロダクション等を設立した実業家でもあります。

収入源は、以下になります。

  • 漫画の印税
  • 著書の印税
  • 会社の役員報酬
  • パチンコ台での著作権使用料
  • グッズ販売
  • TV・雑誌などのメディア出演

主なものでこれだけの収入源があります。

さいとう・たかをさんは、代表作「ゴルゴ13」の連載を1968年(昭和43年)から続けています。

そのほかにも、「仕掛人・藤枝梅安」「鬼平犯科帳」シリーズなど多数の人気作品を輩出しました。

さらに漫画を分業化させた株式会社さいとう・プロダクションと、出版部門を分社化させたリイド社の取締役も兼任しています。

それぞれの収入は?

漫画だけではなく、幅広い分野で活躍をしたさいとう・たかをさん。

もちろん柱となる収入源は、「ゴルゴ13」などの漫画作品からの印税です。

「ゴルゴ13」だけでも、累計発行部数は3億部を超えるという途方もないヒット作です。

亡くなる直前まで、月産150ページ以上もの執筆活動を行ってきた人気漫画家でした。

「ゴルゴ13」だけとってみても、印税をトップクラスの0.12%とすると4億円以上です。

さらに他の作品や、雑誌連載・ムック本を合わせると、これまでに30億以上の印税があると考えられます。

日本だけではなく、海外でも発行されて人気という点でもさらに収入額は増加します。

またさいとう・プロダクションと出版部門を分社化させたリイド社からの、莫大な役員報酬があります。

さいとう・プロダクションでは収支を明らかにしていませんが、取締役であるリイド社の2020年9月期の売上高は52億円に及んでいます。

従業員数はわずか47名の少数精鋭ですが、コミック雑誌やデジタルコミック・映画雑誌など独自に販売しています。

さいとう・たかをさんが2社から得ていた役員報酬は、年間2億はあったのではと思われます。

大きな収入源として、パチンコ台へキャラクターの使用での版権使用料です。

1台当たり3%程度・約1万円の契約が通常であり、想定されるだけでも3億6000万円ともいわれています。

パチンコ台は入れ替えも激しく、その度に版権使用料が発生してくるとなるとここからも巨額の収入を得ることになります。

その他の収入であるメディア出演も、さいとう・たかをさんのような伝説的存在となると、単なる芸能人以上にギャラが支払われるはずです。

年ごとに多少上下することはあっても、さいとう・たかをさんの年収は5億円~6億円と推定されます。

総資産はいくら?

法人化のメリット

「ゴルゴ13」の漫画家さいとう・たかをさんは、漫画界で革新的な分業化に積極的に取り組み、良質な作品を数多く生み出しました。

着眼点やストーリー、画力の魅力などは、作者のさいとう・たかをさんの実力です。

しかしこれを分業化することで、効率的に作品化することが可能になりました。

さいとう・プロダクションを設立し、さらに出版部門を分社化(リイド社)したことで収入も格段に上昇していると考えられます。

個人事業主として漫画家をしていると、収入の半分以上も税金で支払うことになります。

例えば5億の年収であれば、57%が所得税として徴収されてしまいます。

法人化して役員報酬で給与として受け取る方が、ずっと節税になります。

必要な資材や物品購入も、経費として計上できます。

さいとう・たかをさんは、さいとう・プロダクションとリイド社を設立することで効率よく稼ぐことができていたはずです。

資産運用

さいとう・たかをさんの資産について、考察しておく点があります。

それが、資産運用です。

実は2013年出版の「ゴルゴ13」の中で、主人公デューク東郷が海外(オランダ)の投資信託会社に資産運用を任せているというエピソードが出てきます。

この年には「G資金」なる組織も、同じく資産運用を任されているとあります。

この時の「ゴルゴ13」デューク東郷の総資産額は、なんと2兆円です。

参考ではありますが、さいとう・たかをさん本人も資産運用について2013年以前から関心を持っていたことが分かります。

特に日本ではなく、海外の金融機関での資産運用についての知識は豊富だったはずです。

ここから考えると本人であるさいとう・たかをさんが、海外での資産運用を行っていたというのは明らかではないでしょうか。

ディーン東郷の2兆円という金額も、さいとう・たかをさんの作品の緻密さからいって、根拠なく出した数字とは考えられません。

総資産額は「ゴルゴ13」ディーン東郷の数倍と考えられますが、これは個人資産を増やすことはもちろんですが、会社組織・従業員を守るためと思われます。

まとめ

この記事では、2021年9月24日に逝去された代表作「ゴルゴ13」の作者さいとう・たかをさんの驚きの年収や、巨額資産についてご紹介しました。

日本漫画界の革命ともいえる偉業を成し遂げ、最期まで執筆活動を続けたさいとう・たかをさんへの敬意とご冥福を心よりお祈り申し上げます。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

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