脚本家の橋田寿賀子さんが、2021年4月4日に95歳で亡くなりました。
2021年2月に発見された急逝リンパ腫の治療で都内で治療を続け、3月には自宅のある熱海の病院へ転院、亡くなる前日に熱海の自宅に戻られ息を引き取ったそうです。
橋田寿賀子さんの莫大と思われる遺産、そしてこれから入ってくる印税などの収入は、今後誰が相続するのでしょうか。
目次
娘のような存在
作品出演
橋田寿賀子さんの作品に出演することで、親交を深めていた女優の泉ピン子さん。
「おしん」や「渡る世間は鬼ばかり」など、箸だ作品に多数起用されてきました。
泉ピン子さんは、橋田寿賀子さんを「ママ」と呼んでいたそうです。
橋田寿賀子さんが亡くなる時も、看取りをしたと報道されました。
橋田寿賀子さんが熱海に家を購入したのち、泉ピン子さんも熱海にペンションを購入するなどその親交は母と娘といってもいい関係です。
橋田寿賀子さんの葬儀の遺志を継いで、見送ったのも泉ピン子さんだったようです。
子供がいない
橋田寿賀子さんは41歳の時にTBS社員の岩崎嘉一さんと結婚しました。
仕事を通じて知り合い、それぞれの大変さを分かち合いながら二人三脚で歩んでいました。
そんな中、橋田寿賀子さん60歳の時に、夫の岩崎嘉一さんはがんで亡くなります。
夫の岩崎嘉一さんが、橋田寿賀子さんのために残していた遺産はなんと約2億7000万円でした。
橋田寿賀子さんと岩崎嘉一さん夫婦の間に、子供はいません。
本人の意志
インタビュー
橋田寿賀子さんは生前、女性セブンのインタビューにこう答えていました。
橋田:
私は“眠れる熱海のおばあちゃん”ですけどね(笑い)。私には遺産相続者がいません。
死んだらお国が持っていきます。
だから私は、自分で稼いだお金は全部使い切って死にたい。
エゴイストですか?
私は年々意地が悪くなって、欲張りになってるんです(笑い)。
お金を病気や介護費用につぎ込むのはイヤなんです。
楽しいことに使いたい。
女性セブン
実際クルーズ船での世界一周旅行を何度もしていたという橋田寿賀子さん、1回の旅費はなんと3000万円だそうです!
自分で稼いだお金を自分のために使う、という主義を貫いていたようです。
それでも著書なども多数ある橋田寿賀子さんには、年間とんでもない額の印税等の収入があります。
それらの多額の遺産や収入は相続されないということになるのでしょうか?
後進へバトンを
橋田寿賀子さんは、夫が遺してくれた遺産が橋田寿賀子さんの業績を後世に残す財団設立のためだったと明かしています。
財団設立に足りない分を補い、「一般社団法人 橋田文化財団」を設立しました。
橋田寿賀子さんは「自分のために全部使う」と言っていましたが、「橋田文化財団」の資金のほとんどは橋田寿賀子さんの収入で運営されているようです。
橋田寿賀子さんの遺産や今後の収益は、「橋田文化財団」に引き継がれるのではないでしょうか。
「橋田文化財団」の法人活動理念をご紹介します。
橋田文化財団の法人活動理念
本財団は,我が国文化の発展に寄与することを目的として,放送文化に関する創作活動を行う個人又は団体に対する顕彰,脚本家,演出家等の人材養成,放送文化に関するシンポジウム等の開催等を行います。
橋田文化財団HPより
ちゃめっ気たっぷりで、最後までたくさんの人に愛されていた橋田寿賀子さん。
あとに続く脚本家や放送文化にかかわる人のために、遺産は相続されると思われます。
まとめ
脚本家の橋田寿賀子さんが、2021年4月4日に95歳で亡くなりました。
生前、亡くなったら自分は「千の風になる」とおっしゃっていたそうです。
今、自由に空を飛びながら世界中を駆け回っているのかもしれません。
橋田寿賀子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。