女性杜氏(とうじ)として人生をかけて「酒造り」に挑む、辻麻衣子さん!
日本酒好きなら知らない人はいないという銘酒「御前酒」は、男社会が続いてきた日本杜氏の酒造業界の清酒品評会でも金賞を獲得しています。
人気番組「セブンルール」でも紹介された、女性杜氏・辻麻衣子さんの経歴や酒造りとお店や「御前酒」の購入方法についてご紹介します!
目次
辻麻衣子の経歴とこだわり
誕生から杜氏になるまで
辻麻衣子さんは、岡山県真庭市の老舗酒造「御前酒蔵元 辻本店」を生家として1977年長女とし誕生しました。
2021年3月現在は、43歳です。
中学校までは地元で過ごし、1994年に岡山県立岡山城東高等学校に進学するとともに実家を離れ岡山市で過ごしました。
1996年に中央大学総合政策学部国際政策文化学科に入学、2000年に卒業します。
辻麻衣子さんの出身校はどちらも偏差値が高く、難関校を突破してきた女性と言えます。
2000年の大学卒業後、一般就職ではなく実家の「辻本店」に入社し「酒造り」を始めます。
女人禁制の風習の強く残る世界で、当時の杜氏から直接指導を受け酒造りに没頭します。
2005年に当時技能検定2級に合格。
同年は結婚もしており、3年後2008年末には長男も誕生しています。
この時も出産直前まで酒造りを行い、産後1か月で酒造りの仕事に戻ったそうです。
夫や実母、ベビーシッターの協力を仰ぎながらも酒造りの手を止めることをしませんでした。
2007年に師である先代杜氏が急逝し、杜氏に就任しました。
そんな努力の甲斐があり、女性杜氏・辻麻衣子さんのつくる「御前酒」は全国でも希少で高い人気を誇る清酒として評価されています。
杜氏のこだわり
特徴
女性杜氏・辻麻衣子さんが目指しているのは、飲み飽きないお酒です。
代表される「御前酒」は『うま味があってキレがよい』のが代名詞だと言います。
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原料
使用している原料は「地元の米と水」、だからこその地酒です。
原料の米は岡山県産の雄町米(酒造好適米=酒米)です。
水も旭川の地下伏流水をくみ上げたものをそのまま使用しています。
辻麻衣子さんがつくる「御前酒」は、米・水・風土が混然一体となってかもし出される絶品です。
造り
辻麻衣子さんは、「良い酒」は設備の良さではなく蔵人に「酒を想う気持ち」があって初めてできるとしています。
良い酒の味をつくる3つのものとして、以下をあげています。
- より良いものを求める気持ち
- 誠実に酒に対峙する姿勢
- 造る者の人間性
購入場所や通販は?
辻本家の店舗情報
歴史
文化元年(1804年)から、酒造りを始めた「御前酒蔵元 辻本店」。
三浦藩2万3千石の城下町・勝山で、創業時から当主・三浦公への献上酒をつくり「御膳酒」と名付けられました。
その後「御前酒」に銘柄を改めています。
「御前酒」のほかにも「炭屋彌兵衛」も銘酒として知られています。
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店舗情報
【御前酒蔵元 辻本店】
- 住所:岡山県真庭市勝山116
- 電話:0867-44-3155
- 営業時間:9:00~18:00
- 定休日:年末年始
- 駐車場:6台、大型バス可
- アクセス:
*車 中国自動車道落合ICから約30分、久世ICから約20分
*JR 中国勝山駅から徒歩約15分 - 地図
通販やお取寄せ
辻麻衣子さんの手によって造られた、「御前酒」を味わってみたいという方は多いと思います。
ただ岡山まで行くのはなかなか大変です。
通販やお取寄せはあるのでしょうか?
通販で「御前酒」の純米大吟醸が購入できます!
また、オンラインショップでも様々な商品を購入可能です!
オンラインショップは下記のURLになります!
⇓⇓⇓
https://www.gozenshu.co.jp/index.html
まとめ
女性杜氏(とうじ)・辻麻衣子さんと蔵人の方々が丹精込めて作る、幻の銘酒「御前酒」!
200年の歴史を誇るお店も、ぜひ訪れてみたい佇まいですね。
「セブンルール」で気になったという方も、ぜひ一度「御前酒」を味わっていただきたいと思います。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!